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Travel in "2010 summer" around mountain 2 1/2 [Mountain]

2日目は出発後、前日テン場に向かう途中に通った”太郎平小屋”の前を通って、
黒部川源流の”薬師沢”まで1度標高を下げた後、そこから”雲の平”に登り返す行程。
雲の平は急峻な北アルプスにおいては珍しい台地状の地形に、箱庭のような風景が広がる
風光明媚なところ。今回の記事は”雲の平”の途中までです。

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奥に見える赤い屋根が、”太郎平小屋”。裏銀座の交差点に建っていて、
飲み物や食べ物が豊富^^収容可能人数も多いようです。

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表銀座方面には少しイヤな雲がかかっていますが、この後の天気や如何に。
今日歩くルート上には日が当たってます。

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テン場の近くには”ヨツバシオガマ”が群生していました^^
これは割と大きめな株。


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薬師岳も上の方はガスがかかっている。歩きやすい整備された
木道を薬師沢に向かって歩きます。ここでちょっと山ウェアの話。
興味の無い方は読み飛ばして下さいませ。

今回"Ice Breaker"というメーカーのメリノウールのTシャツを、初めて
長期山行で使ってみたところ、汗冷えしない、暖かい、肌触りが良い
速乾性もそこそこある、デザインが洒落ている、といった利点の他に、
1番スゴイなあと思った点は、化繊のモノに比べて全然汗臭くならない点!
この縦走中、Tシャツの着替えは半袖と長袖合わせて2枚持って行ったけれど、
とうとう最後までこのTシャツ1枚で通してしまいました。モ○べルのメリノも
使っていますが、臭くならない度と、汗をかいても、いつもサラサラの肌触りは
Ice Breaker に軍配が上がると思います。僕のブログを読んでくれているソネブロガーで
ヤマノボラーの”よしころんさん”は Ice Breaker をご贔屓で山ではいつもIce Breakerと
以前コメント頂いていたのですが、激しく納得しました^^vそういえば、昔の自転車選手は
ツール・ド・フランスでウールの半袖ジャージを着てスイスアルプスの雪が残る峠を
越えていたもんな〜・・・ 個人差はあると思いますが、かなりオススメです。
ただ、速乾性は化繊のほうが圧倒的に乾きが早いので、トレラン、スピード登山など
運動量が多く、大汗をかくようなスタイルの登山を志向されている方には、ウールより
やはり化繊のほうが向いていると思われます。価格が少し高めなので、
ゲットする際は国内店舗のSALE や 海外通販を使うのが吉です。

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話が脇道に逸れたので本編に戻りますね。太郎平から少しガレた下りを下りると、
そこはすでに清流流れる黒部源流。沢好きの聖地”奥の廊下”ですね。
沢もやってみたいけど、時間も先立つものも両方とも無いですT T

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川沿いには色んな花が咲き乱れていました。上から”キヌガサソウ”
”ハクサンイチゲ”下が・・・ん?んん?判りませぬ;;センセー!
ハクサンイチゲは凛としていてカッチョイイなあ。

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薬師沢から見た”黒部五郎岳”。この角度から見ると、南米ギアナ高地の
テーブルマウンテンのようにも見える。右側のポコッとした部分が頂上。
後で違った角度からの写真も載せれると思います。ちなみに同じ北アルプスに
”野口五郎岳”もありますよ〜。

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キレイな沢を何本も橋で渡りつつ、薬師沢小屋到着。ここは沢好き達の基地。
ここからは”赤木沢”など沢のバリエーションルートが、沢山あるそうで、
話を聞くだけで行ってみたくなります。ひと休みした後で吊り橋を渡って、
”雲の平”に向かう直登ルートに向かいます。見て下さい沢の水の透明度を。

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こんな感じで吊り橋を渡った先は超急登。手をついて四つん這いになって登ります。
一歩一歩の間隔が広く、コンパスの短い女の人には大変です。人によっては
北アルプス3大急登の”笠新道”よりキツイと言う人もいました^^;

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急登を登り切ったその先には、平らな台地と箱庭のような風景。
雲の平到着〜。一息入れます。ザックがことのほか肩に食い込む。

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右手を見ると先ほどの”黒部五郎岳”の勇姿が。
疲れも吹き飛びます。有名な黒部五郎のカールが少し見えてきました^^
この辺りから薬師方面から雨雲が湧いてきて雲行きが怪しくなってきた。

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少しポツリときたので、妻がザックカバーをつけて歩き出すと、
建て替え中の”雲の平山荘”と雪渓が視界に入ってきた。
確か”雲の平山荘”は来週にはオープン予定だったと思います。
僕らが行った時は、まだOPEN前だったので雲の平に人が少なくて最高でした。

今回はここまでです。この後、会いたいけど〜♪会いたくない〜♪
山で雨と雷の到来を告げる”あの鳥”と遭遇です。

山で写真を撮っているとコンデジのラティチュードは狭くて
すぐに白飛びしてしまう。今度コンデジ買うときはHDR
付いてるやつか、少しでも画像素子が大きいのにしよう。
それともやはり銀塩か・・・

Camera:RICOH GX200


タグ:GX200
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コメント 8

ぷーちゃん

空気が美味しいんだろな。
うっー、あの赤い吊り橋は渡れないかも。
ご夫婦で一緒に山登り。仲睦まじいです♪
by ぷーちゃん (2010-08-09 07:57) 

よしころん

うっわ~! お天気も最高だし、いいなぁ~!
縦走中 Ice Breaker 1枚で大丈夫でしたか!!
そうなんですよ、汗臭くならないのですよね~不思議。
いつもお世話になっている山道具屋さんの店長に勧められて買ったのが最初でした。
秋から春の3シーズンは260タイプを中心に重ね着します。
パートナーは冬でもほとんどこれ1枚で過ごしています。
冬場の保温性にも驚かされますよ!
昨年秋、安達太良山の頂上付近、強風と低温でほとんどの方は防寒のためウインドブレーカーやレインウェアを上から羽織っていたのですが、この時も平気でした。
(私は結構寒がりなのですけど)
決して Ice Breaker のまわし者ではありませんが、私もとてもいい製品だと思います。
将来山を引退しても普段着に愛用すること間違いなし ^^v
by よしころん (2010-08-09 08:31) 

よしころん

ハクサンイチゲの下はカラマツソウの仲間だと…。
ミヤマカラマツソウかな~??

by よしころん (2010-08-09 08:34) 

CARRERA

楽しそう~
3000m峰を制覇したら、いろんな山に登ってやるぞ!
by CARRERA (2010-08-09 11:12) 

ソレイユ

沢の水ほんとすごく透明できれいですねえ。
美味しそう。。飲みたくなります。^^
 奥様のザック後ろから見るとさらに大きくみえますね。これで登るというのがまたすごいです。肩に食い込むというのが納得です。うぅ痛そう。。。

by ソレイユ (2010-08-09 14:37) 

ひろたん

素敵な登山ですね
山はやはり用具、山用の服装ですね
メリノ・ウールはいいですね
1枚しかもっていません^^
いいですよね
by ひろたん (2010-08-09 23:00) 

まこやん

高山の花達ってその環境もあってか、より可憐で美しく見えます(*´▽`人)
lance06さんの写真が素敵だからでもありますよ~
お水が本当に透明で冷たくて気持ちよさそうですね♪
by まこやん (2010-08-15 16:00) 

lance06

>>ぷーちゃんさん
いやいやケンカも多いです^^;
赤い吊り橋ですが、割と頑丈な感じなので
案外渡れると思いますよ〜^^

>>よしころんさん
本文で書いた通り、ホントに良いですね
IceBreaker!今回着たのはスーパーファインの
200ってやつでした。普段着にしたいけど勿体なくて
できません(笑)

>>CARRERAさん
もうじき、3000m峰制覇ですね!^^
今後どのような山に登られるのか楽しみです。

>>ソレイユさん
正直、ここまで山奥だと、どこの沢の水を飲んでも
美味しいです^^山小屋の下流の水はなんとなく
飲みたくないですが・・・^^;

>>ひろたんさん
そうですね〜道具の善し悪しで登るわけではないですが、
使いやすくて、快適な道具を使うと登山自体も快適に
なると思います^^

>>まこやんさん
まったく仰る通りだと思います。山に咲くからこそ美しい^^
写真は・・・まだまだ修行が足りませぬ。。
by lance06 (2010-08-16 22:26) 

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